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目指せ!野菜の達人ー野菜の上手な選びかたって?ー

【第5回】 野菜の生理とカット野菜

こんにちは!野菜のおじさんです。第5回の「目指せ!野菜の達人」は野菜の生理についてお話します。

「野菜は収穫されても生きている」というのはみなさんも感じていると思います。
ジャガイモやたまねぎから芽が生えるのも生きているからですよね。

野菜の生理には「呼吸生理」、「光合成」、「蒸散生理」の3つがあります。
「呼吸生理」と「光合成」には密接な関係があります。

野菜の生理

植物は、「光合成」によって光のエネルギーを糖やデンプンなどに変えて蓄えます。
収穫後は「光合成」は行なわれていません。

しかし、野菜は口に入るまで生きていますので生命活動に必要なエネルギーを得るために「呼吸生理」をしています。
「呼吸生理」によって「光合成」によって蓄えられた糖が消費されてしまいます。

人間も運動をしたり、ストレスがかかったりした時に呼吸量が多くなるように、
野菜も過ごしにくい環境におかれると呼吸量が増えてしまいます。
また、呼吸することで体温が上がりさらに呼吸量が増えます。

収穫後は「光合成」が行われず、「呼吸生理」だけになってしまうので、糖が消費されるいっぽうです。

「蒸散生理」によって水分が失われます。
「蒸散生理」とは植物から水が水蒸気となって蒸発する現象のことをいいます。
野菜は蒸散により水分を失うことで商品価値がなくなり、収穫時の重量の5%の水分が失われるとハリがなくなり、 商品として取り扱えなくなってしまいます。

野菜をカットすると、野菜が空気に触れる面積が大きくなり、呼吸量、蒸散量が増えてしまいます。
さらに切られたことによるストレスでも呼吸量が増えます。

カット野菜の鮮度を保つには「呼吸生理」「蒸散生理」を抑えることが重要です。

「野菜を冷やす」

ことで、呼吸量、蒸散量を抑え、野菜を長持ちさせることができます。
また、冷やすことによって細菌(特に腐食菌)の増殖を抑えることができます。

千切りキャベツを5℃と20℃で保存したものを比べると、5℃で保存したほうが菌の増殖が抑えられているのがわかります。

キャベツの保存温度と菌の増殖

カットしていない場合の保存方法は第4回の方で紹介しましたが、
カットした野菜は野菜の生理や、細菌の増殖のことを考えても、冷やすことがポイントです。

もちろん、調理した野菜は早めに食べてしまうのが一番ですね。

野菜の生理のことを少しでも分かっていただければ、
野菜に対する接し方も変わってきますね。

野菜のことを理解して、野菜と上手に付き合ってください。

それではまた。

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